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令和 4年11月24日文教生活常任委員会-11月24日-01号

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  1. 宝塚市議会 2022-11-24
    令和 4年11月24日文教生活常任委員会-11月24日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 4年11月24日文教生活常任委員会-11月24日-01号令和 4年11月24日文教生活常任委員会                 開会 午前 9時30分 ○北野 委員長  皆さん、おはようございます。  それでは、文教生活常任委員会を開会します。  常任委員会の運営については、出席する職員の3密の状態を避け、感染予防に努めたいと思います。簡潔に御発言いただきますよう、皆様の御協力をお願いします。  本日は、付託を受けています議案2件と請願1件及び陳情1件について審査します。  まず、審査順序についてお諮りします。  お手元に本日の案件一覧を配付しています。審査の順番は案件一覧に記載の番号順とし、議案、陳情、次に請願の順に審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  ありがとうございます。そのようにさせていただきます。  なお、委員から写真撮影の申出を受け、許可しておりますので、よろしくお願いします。  まず、議案第141号、令和4年度宝塚市病院事業会計補正予算第3号を議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について論点は設定していません。  質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  入院患者が減った理由として、入院制限といいましょうか、入院受入制限があったということが1つ理由として前回の説明のときにお伺いしたかと思うんですけれども、それが実際どの程度の影響だったのか。逆に、その入院制限がなかったら予定どおりの数に達していたという見通しだったのか、そのあたりちょっとお聞かせ願えますか。 ○北野 委員長  島廣市立病院経営改善担当参事
    ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  昨年度の予算もそうなんですけれども、今年度も一応コロナの状況ということを省いた状況で、当院としては現状これぐらいの患者さんをもってすれば収益的に黒字になるという予算を組んでいます。その中でコロナ入院患者を、今年もコロナ病棟を設置し、また、一部の病棟を閉鎖した状態で運用しております。それだけでも60床近くの病棟を閉めているという状況です。  さらに、院内で感染が発生した場合に、そこの病棟について入院制限をしていくということになります。そうしますと、それプラス20ぐらい、二、三十増えていくということになって、通常300ぐらいのところがぐっと下がっていくと。9月が一番今年度としては少ないですけれども、この230ぐらいのところまで落ちていってしまっているという状況が続いています。  6月については280台ということで、休床病床空床病床とかありますけれども、それを含めて、もしそこが使えたら315ぐらいになっているのかなというふうに考えています。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  私のちょっと記憶が違うのかもしれないですけれども、勘違いだったすみません。院内感染によっての入院制限に対する何か補助みたいなんはなかったでしたっけ。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  今回、9月補正の資料には9月分として数字は上がっていないんですけれども、先般県から連絡がありまして、9月に2病棟でクラスターが発生しました。そのときにその病棟をコロナ患者の病棟という形にしましたので、プラス4,500万ほど9月に補助金が追加されます。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  分かりました。  最後なんですけれども、コロナの病床というのが14床だったかと思うんですけれども、インフルエンザとの同時流行が言われている中でこの現状の14床で第8波がカバーできるという見通しなのかどうか、そのあたりちょっと聞かせてもらってよろしいですか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  当院としては14床という形で現在運用しています。市内では、当院以外のところでも軽症患者さんを受けていただいている病院がございます。  当院としては、軽症患者の中でも他院では対応がしにくい患者さん、それからまた中等症の患者さん、こういった患者さんをできるだけ受けていきたいというふうに考えています。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  コロナに関しては、飲み薬が開発されたというようなニュースも含めてあると思うんですけれども、まだまだこれからも厳しい状況が続くと思います。引き続き市民の命を守るためによろしくお願いいたします。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  それでは、ちょっと2点お伺いしたいと思います。  資料①の2-1のところなんですけれども、6月分の医業収益のところで入院収益が、ここがちょっと上がっているというところと、給与費がここだけぐっと下がってしまっているということに対して、この要因がどういう分析をされているのか教えてもらいたいんですけれども。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  入院収益のところなんですけれども、これは病院として保険者のほうに請求します。請求した金額が、その月の分が丸々乗っているわけではございません。保健者のほうで査定された金額がそのときに乗ってきます。ですので、一部返戻とかいう形で戻ってきた分が特にこの6月にたくさん乗っているということでございます。平均しますと6万7千円ぐらいのところの単価で大体推移しているんですけれども、月によってこの収益が大きく増えたり減ったりします。  ただ、入院患者さんがその月多かったら、その分、この6月みたいに患者さんが多い月は増えてくるのかなというふうには思っています。 ○北野 委員長  岡田市立病院経営統括部次長。 ◎岡田 経営統括部次長  給与費が少ない理由についてなんですけれども、引当金は御存じかと思うんですけれども、6月支給の賞与の確定が遅かったために、改定前の多い額で算定をして毎月で割っておったんですが、結果支給が下がったものですから、6月で結果少ないと、計上が少ないということになりました。  以上でございます。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。  この6月のところだけの数字の変化が出ているので、ちょっとそこの説明を受けたかったということです。  それで、これも資料1のところで、入院単価外来単価が出ています。クリニカルパスの成果によって入院単価が改善してきているという説明を以前に受けていたと思うんですけれども、患者数とのバランスというところに対して、前もちょっと説明を受けたと思うんですけれども、もう一度当局の認識というところを教えてもらいたいんですけれども。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  例年の予算で、今回追加資料として4を提出いたしました。過去から大体350ぐらいのところで予算を組んできています。元年度が340という数字になっています、決算では。大体340ぐらいがこれまで当院の実力かなというふうに思います。  ただ、それ以降、今御指摘のありましたDPCⅠ・Ⅱをできるだけを増やしていきたいということで、入院期間率を上げていっています。そういったこともありまして、今回、今年度は315の予算を組んでいます。それが一つの要因でございます。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  以上ですか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  はい。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。  ここのクリニカルパスという手法というのは一定評価ができるのかなとは思うんですけれども、患者さん側の求めているものと需給と供給のバランスというところが今後すごく難しくなってくると思うんですね。ただ、ここをしっかりやっていってもらいたいと思っているので、そこはよろしくお願いします。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  それでは、何点かお聞きしたいなと思うんですけれども、1つは、今回はコロナの影響というのがやっぱり大きくて上半期患者数予定どおりにはなかなかいかない、それはもちろん理解するところです。そのコロナの対応というのもしっかりと病院のほうでその都度、病床数、どこを空けてとかいろいろな制限もされながらの、そういう中でもしっかりと対応していただいているんだというふうに理解もいたします。  1つ、1日の平均患者数外来患者のほうなんですけれども、予定量が1日900人であったというところが、1人だけ減らして899人ということでなっていると思うんですが、そこの1人だけ減らしたというパーセンテージに比べて1日の医業収益のほうが、外来でいうと1億円ほど補正予算額マイナスになっているのかなというふうに思いまして、この割合的にはこちらだと、収益的には2.5%ぐらい減るということになっている。この人数と収益の減の割合がちょっと違うのかなと思うんですけれども、そのあたりはどのようなことになるんですかね。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  外来単価が下がっている一つの要因は、令和4年の診療報酬改定がありました。外来でやっています化学療法、ここの単価が下がっています。それが一つの要因です。  それから、7月、8月にかけまして、接触者外来に患者さんがたくさん来られました。平均単価が大体薬を入れたとしても9千円ほどです。こういったことが要因になって、特に7月・8月分の収益が下がっている。患者さんは増えていますけれども収益が下がっているということで、全体的にはちょっと患者さんは増えているけれども収益が伸びていないということになっています。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。  それとともに、入院患者のほうなんですけれども、新しく出していただきました資料4、これまでの予算時にこのぐらいというふうに見立てられていた数と決算のとき、実際にどのぐらい患者が来られたか。予算を立てるときの見込み方というのをちょっと見せていただきたいかなと思ってこれを出していただきました。  この中で、コロナが流行する前という、2017年、18年において、18年なんかでも入院患者数というのはちょっと大分違っているのかなと。予算のときと決算のときで、2017年だったら7.2名マイナス。1日当たりですからね。それで2018年にはもう20人、20.9人ほどマイナスとなっている。  19年からコロナ、これは2019年の12月に初めてコロナというのが発見されたというふうに理解しているんですけれども、そこで1月から3月、多分また患者数、そこまではこのときは影響もなかったかなとは思うんですけれども、15名ほど減っている。  2020年、2021年はもう大きくコロナの影響を受けていますから、60人、70人マイナスになっている。その辺はよく分かるんですけれども、今回の見立て方も、まずは予算時にはコロナをあまり加味しない形でということで、予算としては315人1日平均だということで考えられた。それが上半期の実績で288人に修正されるということでマイナス27人ということは、大体昨年、一昨年と同じぐらい、今後3月までを見立てておられるというふうに考えてよろしいでしょうか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  今回の補正予算は、上半期の実績と予算で想定しました上半期予定量、そういったものの差を落としています。収益と患者数、それぞれ落としています。それを、全体では315になっていますけれども、上半期分だけ落ちていますので、下半期は315のカウントで計算しています。ですから、下半期分については、入院患者数医業収益のところは触っていません。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  ということは、下半期も315人ということで計算はされているけれども、今後の見込み、病院のほうが考えられる、今後どうなるのかなというふうに見込まれる上ではどの程度と見込んでおられますか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  今回、9月が大きく入院患者さんが減になっております。ここのところが今後もこのような形で第8波が続くのかどうか。大体250、60ぐらいのところで推移したいと思うんですけれども、一定病棟改修工事も行っていきたいということで、一部病棟を個々に閉めていって、患者さんを移動させながら改修工事を行っていくということで、260ぐらいのところが今後12月ぐらいまで、1月ぐらいまで続くのかなというふうに思っています。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。コロナの影響もあるけれども、それ以外のことも少し影響するのではないかなという答弁であったと思います。  例えば2018年のときなんですけれども、予定されていた入院の患者、このぐらいだろうというのが344人であったけれども、実際には323人で20人ほど少なかったというとき、これはコロナの影響ではない時期だったと思うんですけれども、それについては何が影響されたんでしたっけ。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  平成30年といいますのは、消化器内科ドクターが大量に退職、ほかの診療科もそうなんですけれども、ドクターの数が減ったということで、一部入院について十分対応できなかったということがあります。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。  じゃ、コロナ以外のことでもこういったことも起こり得るというか、今後は医師の確保の在り方というのはかなり改善していただけるというふうに聞いていますので、こういうことは起こってこないかなと思うんですけれども、多少はそういったことも今後も考えられるというようなことなのかなというふうに考えるんですけれども、結局のところ、今後も第8波、今すごく心配されて、これからインフルエンザと一緒になってどうなっていくのかなと。もちろん病院の役割というのは大変重要なわけなんですけれども、やっぱりこの入院患者数としては、なかなか目指すところの315人まではいかないであろうと、それは誰もが感じるところだと思います。  今後もやっぱりウィズコロナという時代で、ゼロコロナはもうやっぱり無理というか、全世界的にも。そこを目指すのではなくて、ウィズコロナということで考えたときには、やっぱりもうぎりぎりで300人という程度でこれから私なんかは推移していくんじゃないかなというふうに見るわけです。そう思ったときになかなか、これから先もずっと見立ててもらわないといけないわけですけれども、そういった中で病院の、この間出された、こちらの病院が目指す病院像の中で今後の入院患者数というのの推移というのも予測として立てられているんですけれども、その中ではだんだんコロナも収まっていくだろうということで、今年度、令和4年度は315人、今おっしゃったように予定される315人を確保していきたい。来年度は320人になり、25人になり、令和7年度以降は330人ずつをずっと想定されてこの予定、だから頑張っていくんだよ、これでやっていくんだよというようなことになっているんですね。  やっぱり現実を見たときには、私は本当にこれは厳しい。なったらいいですよ。もちろんそうなってほしいと思いますし、そういっていただきたい。ウィズコロナでこれからずっとやっていこうと思ったときに、これは意見ですけれども、これではやっぱり厳しいんじゃないかなというふうに思っております。  今回はこういったところにまで言及するようなことではありませんので、取りあえず意見として申し上げようと思うにはなかなか、ゼロコロナを目指すような形での今後の想定というのは厳しい。そこまでを申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  もう1点だけなんですけれども、資料のほうでも国・県の補助金ということで医業外収益が5億1,750万円増額ということで出ていますが、これ、国・県と市のほうは何か出されるのか。そういう病院に対する支援に使えるような国・県からの補助金が一旦市に入って病院に使うというような、その辺の計画があるのかないのか。今後も含めて教えてもらえたらと思います。令和3年度は7,900万ぐらい市からも補助が入っていると思うんですが。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  この資料2-1のところの下段のところの防疫手当等一般会計補助金ということで、これにつきましては、当初の補正予算第1号で防疫手当の部分の補助金は見ていただいております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ごめんなさい、額が幾らでしたっけ。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  すみません。732万5千円の12か月分です。この4,395万の、半年分ですが、それの倍です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  4,300万の倍。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  はい。これ、単純に12等分にしているだけですので。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  というと、前年並みぐらいには、ちょっとプラスぐらいには入ってくるという。トータル的に、じゃ、国・県・市からの補助としては大体同じぐらいの、11億、12億ぐらいになるのかな。そういう予測。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  上半期の分を考えますと、大体同額ぐらいになるのかなと思います。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ちょっとこれからの、第8波とかというのがもう少しどうなるのかというのは分からないんですけれども、恐らくこれまでと同じように状況に合わせてまた補正が組まれていくという、そういうことになるんですよね。なかなかまだ予測が立たないという状況ですか、実際には、対コロナの関係では。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  県からは、3月まではコロナ補助金は続くということで一定の確約はいただいていますので、それを想定した形で対応していきたいというふうには思っています。
     大体当院14床ですから、その中で患者さんを受け入れたときに、使っていない病床、休床・空床病床、それから今回、12月から6階西病棟のほうにコロナ病棟を今後変えていきたいというふうに考えています。その中で休床病床、こういったものも大体今とそんなに変わらないかなと思いますので、補助金的には大体同額ぐらいのところが入ってくるのかなと思っています。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  決算上の問題と、やはり大事なのは体制だと思うんですが、その辺の今後年末から年明け、年度末までのコロナがどうなっていくのかというところとそれに対応する市立病院としての役割というところは、予測とか見込みとかこうであろうという、その辺は立てられていて、いけそうだ、大丈夫だというようなことで理解しといていいでしょうか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  年末年始が非常にどうなるか、まだちょっと分からないんですけれども、一定病院としては、年末について発熱外来を開催していこうというふうに考えています。ここについては難波先生のほうからちょっとお話を。先生。 ○北野 委員長  難波病院事業管理者。 ◎難波 病院事業管理者  幸い今の流行しております株の重症化というのは軽症ですので、病棟の運営については、今、今朝方で9人入院されていますけれども、14床フルになっても対応可能かなというふうには思っております。  あと、今、島廣参事が言いかけました発熱外来等のことですけれども、医師会の先生方もお休みに入られました間は、私どもと重点医療機関、第一病院さんもなっておりますので、双方で相談をしまして、年末と年始に2日ずつぐらい発熱外来をオープンして受け入れていこうかなと。  今、委員さんおっしゃいましたように、インフルエンザコロナのダブルの検査を同時にできるものも一応今発注かけておりますので、そのあたりでカバーして、できるだけ患者動線を整理して速やかに対応したいというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  今お話がありましたように、この年末年始の対応も含めたら、我々が思う以上に病院は苛酷な実態があろうかと思いますので、そこは我々もしっかりと認識した上で、これからも公立病院としての役割を果たしていただきたいということも、応援も込めて終わりたいと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。発言の申出はありませんか。                 (「ないです」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第141号、令和4年度宝塚市病院事業会計補正予算第3号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第146号、宝塚市子ども審議会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について論点は設定していません。  質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第146号、宝塚市子ども審議会条例の一部を改正する条例の制定について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  続けていっていいですか。  次に、陳情第18号、「すみれガ丘小学校まちづくり協議会」への指導に関する陳情を議題とします。  直ちに審査を行います。  審査は、議員間の自由討議の形で行います。特に理事者参考質疑がある場合は、その旨を発言の上、お願いします。  何か発言はありませんか。  自由討議ですので、どうぞ。  横田委員。 ◆横田 委員  理事者側にちょっとお聞きしたいんですけれども、確認で。  一般論的な話にもなるんかもしれないんですけれども、まちづくり協議会の運営に関して、基本的に市はどの程度指導、助言を行っているのかというか。例えば困ったときに常にこうしましょう、ああしましょうというふうに指導を行っているのか、一定任せている部分もあるのか。ケース・バイ・ケースもあるんでしょうけれども、何かあるんですか。 ○北野 委員長  新城市民協働推進課長。 ◎新城 市民協働推進課長  まちづくり協議会は市の協働のパートナーというところで考えておりますので、常時意見交換、情報共有を行いながら、一緒に協働のまちづくりを進めているところです。  具体的には、まちづくり協議会の代表者の方に月に1回お集まりいただきまして、代表者交流会というのを開催しておりますので、そこでまちづくりの、それぞれのまち協さんの情報共有であったりとか、どういったまちづくりをしているんだろうとかというところを共有したり、行政のほうから、市のほうからお知らせすること等もお伝えしている状況です。  それに加えまして、市民協働推進課のほうで地域担当職員というのを配置しておりますので、まちづくり協議会がおおむね月に1回程度定例会をそれぞれ開催されていますので、そちらのほうに地域担当職員のほうが出向きまして、その中でいろんな情報共有、行政からのお伝えすることとか、また、こういう場合どうですかねとかと言われたことがあればお答えするというような形でまちづくり協議会と一緒にまちづくりを進めているところです。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  理事者側にもう一度お聞きしたいんですけれども、月1回程度、そしたら一定は話、状況とかを把握されているのかなというふうに、今、理解したんですけれども、この陳情の中にあるチラシの件ですね、盆踊りの。この訴えの中では、このチラシは個人情報保護法に違反しているというふうな言い方があると思うんですけれども、このチラシ自体が本当に違反しているのか、あるいは取扱いが違反しているのか、微妙に違うと思うんですけれども、市の認識としてはどうなんでしょうか。 ○北野 委員長  新城課長。 ◎新城 市民協働推進課長  まず、このチラシの件で、お配りさせていただいていますけれども、コミュニティすみれのほうが盆おどりの夕べというところで9月23日に開催というところで開催、実施されています。実際には雨の影響で9月24日の開催になった分になるんですけれども、このチラシのほうに、左上のほうにお楽しみ抽せん会というのがプログラムで記載されているかと思います。これは、この盆踊りの中でお楽しみ抽せん会というのをプログラムの一環として開催されるものになっております。  それがどういった開催方法かといいますと、このチラシの下のほうに御本人控えとお楽しみ抽せん券というような部分があろうかと思います。その中に抽せん番号が印字されております。このチラシを盆踊りの開催前に住民の方にコミュニティすみれのほうがお配りしまして、当日、このチラシを持って盆踊りに来ていただいた方に、この抽せん番号でこれが何番が当たりましたというようなところで1等、2等と決めておりまして、当選すれば景品をお渡しするというようなものになっております。この中で、御本人控えのほうにつきましては抽せん番号のみが記載されているんですが、右のお楽しみ抽せん券というものがマンション名や住所、あと名前を記載するものになっておりました。当日、このお楽しみ抽せん券、右側のほうをまちづくり協議会の祭りの本部のほうに御提出して抽せんを実施するというところを検討されておりました。  このことについて、住所であるとかマンション名でというところの個人情報が記載されているものになっておりますので、事前に9月の、具体的には21日に地域の住民の方から市民協働推進課のほうに御連絡がありまして、このコミュニティのまいているお楽しみ抽せん券のほうが個人情報を記載するものになっていますというところで御指摘がございました。その御指摘を受けて、市民協働推進課のほうからコミュニティすみれのほうに対して御連絡をしまして、地域住民の方からこのように御指摘をいただいているというところと、個人情報の取扱いについて十分注意するようにというところでお伝えをいたしました。  その結果、少し時間がございましたので、コミュニティすみれのほうでこの抽せん券の取扱いを再検討されまして、実際には御本人控えの個人情報の記載がないほうをまち協の祭りの本部に御提出する形になっておりますので、実際にはまちづくり協議会のほうでは個人情報のほうを受け取っていないという状況でございました。  経過としては以上になります。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  そしたら、最後確認なんですけれども、このチラシ自体は言わば問題はなくて、ほんで取扱いに関しても慎重に取り扱われて、特に市として個人情報に違反しているというような認識はないというふうに理解してよろしいですか。 ○北野 委員長  上田市民交流部長。 ◎上田 市民交流部長  おっしゃるとおり、特に問題はないというふうに我々のほうとしては考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  分かりました。 ○北野 委員長  ほかに何か発言はありませんか。  川口委員。 ◆川口 委員  この陳情のところの真ん中より下のところ、「なお、当日の『盆踊り』の開催実施にあたっては、燃料式発電機が使用されており、事前の消防署への届け出の必要があるにもかかわらず、それもなされていませんでした」とあるんですけれども、理事者側のほうに伺いたいんですが、ここの事実がどうだったのかということと、その後何か指導なり対応なりされていたかというあたり、教えてください。 ○北野 委員長  新城課長。 ◎新城 市民協働推進課長  確かに、この盆おどりの夕べで燃料式発電機のほうが使用されておりました。こちらについては、事前に把握ができておりませんでしたので、開催後にこちらも地域住民の方から市民協働推進課のほうに御連絡がございました。それを受けて、コミュニティすみれのほうにそういう使用実態はあるのかというところを確認しまして、使っているというところを確認しました。  この燃料式発電機については、消防署のほうに届出が事前に必要というところになっておりますので、こちらについては届出がされていないというところも確認しております。こちらについては、非常に安全上重要な届出になっておりますので、コミュニティすみれのほうには今後適切に届出を行うようにお伝えするとともに、全てのまちづくり協議会さんも行事、イベントを開催されますので、こういったことがないように安全に配慮して行事、イベント等を行っていただくように、11月9日の、先ほど申しました代表者が集まる代表者交流会の場において全てのまちづくり協議会に、こういった消防署への届出と先ほどの個人情報の取扱いについても十分注意して運営していただくように、活動していただくようにお伝えした次第です。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに何か発言はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ちょっと理事者側のほうに同じく確認したいんですけれども、趣旨のところで、すみれガ丘小学校まちづくり協議会の組織運営姿勢は人権尊重の姿勢から程遠く税金の無駄遣いと言わざるを得ませんということで、相当厳しく指摘をされているわけなんですが、その辺、市として関わりを持っている中で、やはりそういう視点での指導が必要なレベルで考えておられるのか、人権感覚あるいは税金の無駄遣いというところで、指摘されているような同じような認識でまち協に対する指導、援助を行っているのか、その辺の確認をしたいんですが。 ○北野 委員長  新城課長。 ◎新城 市民協働推進課長  コミュニティすみれのほうにつきましては、規約を定めまして、総会も開いて、そこで事業計画とか予算案とかというのを審議していただいて、様々なまちづくり活動、安全・安心であるとか子育て支援であるとか、地域の実情に応じたまちづくり活動をされていると認識しております。  さらに活動については、地域にとってなくてはならないものであると、地域住民の皆さんもまち協があってよかったねというところで思っていただけているんではないかなと思っております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ちょっと私の意見としてですが、なかなか市の担当課、それからまち協、陳情者の方との意識がずれていると、あんまり合致していないと思うんですね。事実の確認がなかなかし切れないというところだと思うんで、この陳情者の方は税金の無駄遣いだというぐらい厳しくまち協に対して指導してほしいということなんですが、今、当局の答弁でもありましたように、課題はある、何点かの課題は今日も指摘をされていますが、ありつつも、地域の活動拠点となっているまち協に対しては一定の評価がされているんだろうなというところだと思いますので、その辺をどう事実を確認して、我々委員会として何が真実だというところで議論をしていいのかが少し分かりかねるといいますか、なかなかこれだけでは議論が進まないなと。マル・ペケつけられるのかな、賛否諮れるのかなという気はいたしますが、どうでしょうか。 ○北野 委員長  何か発言はありませんか。                   (発言する声なし)  ほかに発言がないようでしたら、本陳情の審査はこの程度にとどめます。  しばらく休憩します。請願審査は10時半というふうに予定しておりますので、休憩したいと思います。10時半から再開いたします。                 休憩 午前10時12分
                  ──────────────                 再開 午前10時30分 ○北野 委員長  それでは、休憩を解き、委員会を再開します。  請願第24号、教育条件整備のための請願を議題とします。  本請願については、口頭陳述の申出があります。陳述者は5分程度で発言をお願いします。  それでは、よろしくお願いします。 ◎陳述者 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■の■■■■と申します。  このところ、兵庫県でもまた新型コロナの感染の広がりが見られて、非常に心配しております。そのような中、議員の方々には、市民の生活を守るため日々お取り組みいただき、心より感謝申し上げます。  また、本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。  2学期も後半になり、学校では、感染防止に努めながら運動会や音楽会などの行事を行うようになっています。練習に頑張って取り組んでいる子どもたちの様子を知り合いの先生方から聞かせていただき、うれしく思っております。  昨年は、教育環境での学校支援を要望いたしましたが、スクールカウンセラーやサポーターによるメンタル面や学習面での支援、また新学習システムの加配など、支援が必要な子どもたちのために様々な人的配置を進めていただいており、教育委員会の手厚い御支援にも感謝しております。今後ともどうかよろしくお願いいたします。  本日は、学校における給食の充実とICT教育の推進への予算拡充について要望いたします。  1点目は、安全・安心でおいしい給食を充実させるための予算拡充です。  コロナの感染防止のため、学校では、給食時にはお話をしないで黙って食べる、黙食を続けていますが、給食が大好きな子どもたちは、本当に給食の時間を楽しみにしております。私が学校に勤めておりましたときも、安全な給食のおかげで安心して仕事ができますと話される保護者の声もたくさん聞いてきました。  宝塚市では、給食の値上げを行いましたが、保護者への負担を行わなかった市の判断に感謝しております。ただ、食材の仕入価格の高騰が続いておりますので、再度値上げも検討せざるを得ないかもしれません。値上げ続きの今の状況は、ますます家庭生活を圧迫していきます。市のほうも厳しい財政状況だとは思いますが、安全・安心でおいしい給食充実のための施策を今後もよろしくお願いいたします。このことは、保護者からの切実な願いでもあると思います。  次に、2点目ですが、学校のICT化に向けた環境整備のための予算拡充です。  国のGIGAスクール構想の推進に伴い、子どもたち一人一人にタブレットが行き渡り、学校でのオンライン授業も行われているようです。また、インターネットの接続など、課題のある家庭に対しても費用の補充など支援体制も整いつつあると聞き、市の取組に感謝しております。  しかし、学校でのICT化をさらに進めていくには、授業に関わるカメラやマイク、電子黒板などの周辺機器の充実が必要です。また、教師のICTへの知識や活用能力の向上には、アドバイザーやサポーターの支援体制が不可欠です。授業で生かせる研修も必要です。これらの環境整備を積極的に推し進めていくため、ICT化への予算拡充へ皆様方のお力添えをお願いいたします。  新型コロナの感染終息が見通せない中ですけれども、社会では特に行動制限がなく、徐々に生活が動き出しています。このような社会の変化に即して、学校の状況も戻ってきましたが、まだ今までのように子どもたちが自由に動き回れる学校の状況ではありません。本来の友達と仲よく過ごし、楽しく学べる学校に戻すことは、最優先の課題です。その責任は私たち大人にあります。  これまでの教育条件の請願につきましては、議員の方々の御尽力で徐々に改善され、心より感謝しております。これからも子どもたちが豊かな学びを受けることができますよう、これらの予算拡充に向け、一層のお力添えをお願い申し上げます。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○北野 委員長  口頭陳述は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑は原則として紹介議員に対してお願いします。  また、理事者に対して参考質疑を求めるときは、その旨を発言の上、質疑をお願いします。  それでは、質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  理事者に少しお聞きしたいんですけれども、給食のところで、黙食に関して少し宝塚市で動きがあったように理解しているんですけれども、何か黙食に対して動きがあったのであれば教えていただきたいんですけれども。 ○北野 委員長  高田管理部長。 ◎高田 管理部長  県のほうの対処方針の変更に伴ってということにはなってくるんですけれども、黙食という言葉が県の対処方針から消えました。ですから、大声でというのはなかなか、活気のあるような給食時間というのは難しいのかもしれませんけれども、多少の会話もできるようになったということも受けて、学校のほうにはそのことを今、周知しているところでございます。  以上です。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。  そこは県の指導の下、少しずつ変化があるのかなというふうに私は理解しているので、そこはちょっと確認を取らしてもらいました。  紹介議員に少しお伺いしたいんですけれども、この請願って昨年9月議会でも出ていたと記憶しています。今年の3月4日に採択請願の結果報告についてというのが毎年私たちの手元に来ます。一定請願に対して、市としては改善の方向へ動いていると理解はしています。その中で、ちょっと全部は聞けないので、確認を含めて教えてもらいたいんですけれども、「市職員採用の障がい者枠の拡大をはかってください」というのが項目の中であります。宝塚市はここに関しては国の基準は満たしているというふうに理解しているんですけれども、それを超えてさらに採用してもらいたいという意味がここに入っているのか、少しそこを教えてもらいたいんですけれども。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  国の基準は満たしていたと思います。ただ、しかし、毎年、この教育条件整備のための請願ということで、この出す意味は、本当に現場から出てきたいろんな声、困り事、それから、なおかつ学校教育がもっとよくなるために目指していきたいところを掲げておられる中で今の課題であったり、ほとんどこれは達したなというところはまた変えていくという形で、実は感じはよく似ているんですけれども、文言の一つ一つ精査をされ、今年の中に絞って出してこられています。  今、御指摘の、これは一つの事例としてお聞きになっているんだと思うんですけれども、完全にいい状態というか、理想のところまではなかなかいかない現実がありますので、さらに目指すところまで、理想とするところまで広げてください、充実させてくださいという願意なので、これは具体的にここまでいっているからもういいやんとかいうんではないと認識しています。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。  一定ちょっと説明を受けたかっただけなので、これが駄目とかそういう話ではないので。  あと1点だけ確認を取りたいところがありまして、項目の(2)のポチの3つ目、中学校部活動外部指導員の拡充とあります。これ、進み出したところだとは思うんですけれども、この外部指導員のガイドラインというかがきちっと出ていないので、例えば県の指導員の資格を持った人を指すのか、一定何か、この外部指導員の拡充ってこれ、大事なことやとは思うんですけれども、この漠っとしたところで言っているのか、一定外部指導員のこういうところの人を増やしてほしいという内容の中身がちょっとあるのかを確認したいんですけれども。  国としても外部指導員の規定というか、これが外部指導員やというのが今出ていないので、やっぱりここはちゃんとしてほしいところではあるんですけれども、これを出されたことに対しての何か中身がこういうところを指しているのがあるのかどうかというところだけちょっと確認を取りたかっただけなので。今現状なければないで、それはそれでいいと思っています。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  その基準とか資格とかいうところがまだ国がガイドラインを出してなければ、恐らくそこまで今の段階で言ってこられているというよりも、むしろ今現状として教職員、教員が授業を持ちながら、生活指導もしながらこの部活も指導するという、現状そうなっていて、職員の多忙化の大きな要因になっています。  それと、子どもたちへの本当に専門性のある、技術のある人が教えてあげたらもっと伸びるかもしれないけれども、なかなかもうこの部活という形を、スタイルを維持するのに精いっぱいだったりする現状がありますので、何とか外部で指導のできる、そういう種目に応じたコーチのような方が来ていただけるようにという、まだ今その段階かなとは思っています。まだまだ人が足りていないと思っています。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ありがとうございます。  じゃ、何点かの確認をさせていただきたいことがあります。  先ほどちょっと池田委員からもありましたけれども、昨年は9月議会で提出されていたという話でしたが、たしかこの教育条件整備のための請願は、毎年9月議会に提出されていたというふうに記憶しているんですけれども、今年はなぜ12月議会のこの時期になったのかというところをお聞きできればと思うんですけれども。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  大体同じ時期に出されている請願です、確かに。  ただ、何かこのときしか出さないって決まっているわけではなくて、この調整をするのに、様々な状況の中で一定の時間を要したというふうに聞いています。この中身を、どの項目を今年訴えていくのかという、そこに少し時間がかかったようです。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ということは、この時期に出されるということは、これ、来年度予算編成には間に合わないのではないかなというふうに思うんですけれども。今、一定の時間を調整に要したということですけれども、9月議会に提出されていたということは、来年度予算に反映していただきたいという熱い思いも受けて御用意されたと思うんですけれども。ということは、今のこの時点で出されると、ほとんどというか、これから最終的な予算編成は出来上がってくるとは思いますけれども、それであれば、この時期であれば来年度予算に反映することが間に合わないと思いますけれども、その辺のところは紹介議員のほうではどのように認識されているんでしょうか。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  確かに早めのほうが予算をつけていただきやすいかなとは思います。しかしながら、これが翌年に予算がすぐについて実現するかといえば、この項目、毎年そうですけれども、言ったらすぐにつくものばっかりではありません。緊急性を要するものもあれば、それか、時間が少し先になってもこれだけは届け続けなきゃいけないような願意もやっぱりあります。  また、いろんな状況の中で国からの補助金が下りると。その中でお願いをしとけば、その補助金の中でこのメニューにあればそれを採用していただくという可能性もあるかなと思いますので、時期がいつもよりも遅くても。だから、来年すぐにつかない、つく・つかないだけではなく、今、学校現場としてこのようなことを困っている、課題認識している、機会があれば予算をつけて実現してほしいということをお届けしているつもりです。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  じゃ、今回の請願に関しては、来年度予算編成にはなかなか間に合わないということは請願者の皆さんには御説明をされた上で、今後も引き続き、再来年も含めて、教育予算の確保については頑張りますみたいな形になりますよということを御説明されたというふうに認識していたらよろしいですか。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  私も何年間か、この請願の紹介議員をさせていただいていますけれども、これ、何としても来年つけてねというふうにお聞きしたことはないんです。なるべく早くに実現するにこしたことは本当にないんですけれども、その時期が、それは教育委員会の判断もあります。これはちょっとやっぱり国の動きも見ながら、近隣の動きも見ながら、早めがいいなというものもあれば、これはちょっと待ってもらうしかないなということもあります。また、県に対する要求をしていくものもあります。  なので、本当に一つ一つの現場の声をどういう形でどの時期に実現するかは、教育委員会でまた御判断いただくことになると思います。そのための、いろんな課題の中で今現在の状況をお伝えするとともに、それを皆さんにも知っていただいて、後押ししていただいて、教育委員会のほうでも優先順位をつけていただくためにお出ししているという認識です。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その思いは分かりました。  今おっしゃったように、毎年この教育条件整備のための請願を出されていて、私も議員にならせていただいてから随時拝見している中で、確かに要望事項も、最初何ページかにわたっていたのが大分精査されて、整理をされて減ってきているなと思うんですけれども、これまで請願に出されていて実現したものとか予算化されたものというのはどんなものがあるかというのは、紹介議員のほうではどのように認識されていますか。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  予算の拡充であったり、この人員の拡充という形で大体項目が挙げられていますので、これがこれという、終わったというものはないんですけれども、どれも、例えばこの学校図書館の充実のためのさらなる予算拡充とかいうのも、この予算の厳しい中でもしっかりと予算をつけていただいていますし、学校のICT化のための環境整備の予算拡充も、これも先ほど請願者の先生が訴えられましたように、まだ十分ではないけれども、まだまだ必要なものはあるけれども少しずつでも実現しています。子ども支援サポーター、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、スクール・サポート・スタッフの配置なんかも、宝塚オリジナルで先行してきた部分もありますし、こういう議会でも私たち議員の一般質問で訴えたこともあります。でも、こうやって請願で現場の声として上げてきたものもあります。いろんなところから出てきた声で優先されているんだと思いますけれども、少しずつ進んできていることは、請願されている団体の方々も認識していただいていると思います。  LGBTの観点からも誰もが安心して通える学校づくりというのも今年上がりました。これもやはり声を上げていくことで、届けていくことで改めて教育委員会にも認識していただけるかなと思いますので、少しずつこの書かれたことは届いているんじゃないかなと思っています。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  今ここに書かれてあるのは、さらなる拡充をという意味合いは、今、紹介議員がおっしゃったことは分かるんですけれども、先ほど私が申し上げたのは、これまで何年間かずっと継続して出されている中で実現したものとか、これはもう予算化できましたよということはなかったんでしょうか。大事な財源を確保して、教育委員会、もちろん市長部局も含めて、教育予算の確保に努めてこられている分も大きいと思うんですけれども、要望だけではなくて、やっぱり評価、こういうものができたということは紹介議員としてどのような認識を持たれているのかなというのをお聞きしたかったんですけれども。ここに書かれているものじゃなくて。  今まで数年書かれてあって、これは実現したからというので、この何年間か分かりませんけれども、実現したものというのは差っ引かれている部分は、差っ引かれているというか、今回は請願項目に入っていないものも確かにあると思うんですね。そういうのがあったのか、逆になかったのか。 ○北野 委員長  たぶち議員。 ◆たぶち 議員  学校整備、設備なんですけれども、トイレの和式から洋式でまた整備が行われてきています。まだまだ不十分だとは思う。全部の学校ではないんですけれども、やっぱりその声が届いてトイレの整備はしていただいてきています。  それと、やっぱり校舎の改善ですね。小浜小学校も、ほとんど本当にちょっと外見から見たら大変な校舎になってきていましたけれども、そこも改善していただいています。丸橋小学校においても。で、長尾中学校の体育館は新たに新築していただいたと。校舎の整備、グラウンドの整備なんかは、少しずつではありますけれども実現しているところはあります。  それでもやっぱり引き続き、子どもたちが一日過ごす学校ですから、そういうような整備はもっと進めていっていただきたいなと思っています。ここに書かれていない生理の貧困においても、今年度ですか、全ての学校において生理用品を置いていただいたということもあります。 ○北野 委員長  そんなもんですか。分かりました。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  今の御説明で今の紹介議員の認識は分かりました。  あと観点変えてもう一つ、請願者に今回3団体が並んでおられるんですけれども、たしかこれまでにこの請願者に名前を連ねられていた団体の中に障がい者団体も含まれていたと思うんですけれども、今回は含まれていないんですけれども、その何か理由があるのか。その辺の何か経緯とかがあれば。  障がい者施策も書かれていますね。障がい児教育の充実のためにとか、校舎の改築とか、エレベーターの設置なんかもやはりバリアフリー等、非常に大切なことだと思うんですけれども、今までたしか障がい者団体もこの請願者団体に含まれていたような記憶があるんですけれども、その辺のところの背景が分かれば。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  おっしゃるとおり、障がい者団体の当事者の団体の方もこの請願者として名を連ねておられました。  今年度は、内容的にはこれ、学校、教育環境の問題なので、現場の先生方も同じように必要だと認識はされているんですけれども、今回、当事者の団体の方から何か任されると言ったらあれなんですけれども、もう任される形で今年度については名前を連ねておられないというふうに聞いております。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  過去にも、私が文教に何年か前にも所属させていただいたときにお聞きしたことにもかぶる部分があるんですけれども、今お聞きした障がい者団体もそうですけれども、この教育条件整備のための請願の請願者になぜ、例えば子どものためというのであればPTAとか保護者を含めた子どもたちの側の団体とか、例えば地域の団体とかという、そういう当事者が一緒に請願者として提出されていないのかなというのは非常に気になるところですけれども、今任されたというのではということもおっしゃっていましたけれども、その辺はどういう理由で、今回は障がい者団体のことをお聞きしましたけれども、こういう3団体のみで当事者の方たちが一緒に出されていないのかなというのはちょっとお聞きできればと思っています。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  もちろん学校教育を中心にした請願なので、いろんな団体の方が声を上げていただければより思いの強いものに、議会にも伝わるかなというふうには思いますが、そもそも請願は、その意思のある人ができるだけのところでしかやっぱりできません。  PTAはまたPTAとして、いろいろ別のルートでも教育委員会にもいろいろ要望も出されるでしょう。私たちも宝P協にいたときそうだったんですけれども、何か一緒にやらないことに理由があるのではなくて、この場合は、ここの一番最初のこの■■■■■■■■■■■■■■■■■■というのは、教員だけではなく、地域の教育に関心の高い市民の方も入っておられます。なので、こういうところで市民の方も入っていますし、一緒にやろうというか、こういう請願を出していこうという思いのある団体が寄っているんであって、ほかの団体が入っていないことには特段の理由はない。そこまで広げるか広げないかのこともあります。  これは以前も御説明したことがあるんですけれども、大体学校の先生だとか学校に出入りをよくされている地域の方々が聞き取りをされて、その学校ごとに、今その学校がどのようなことで困っているかとかいうのを結構細かく上げてきて、もうこんなファイルになっているんですけれども、この中で、今、多くの学校で必要とされているもの、時期としては今どうしても訴えていきたいものというのを本当に絞りに絞ってで、本当は進んでいるところ、まだのところとかいろいろある中で選ばれていますので、そういう本当に一つ一つの学校の状況を知っている市民の方とあと教職員でつくられた請願なので、何かほかの団体が一緒にやっていないことは、ほかの請願でもそうなんだけれども、請願ってそういうものじゃないかなと思っています。  PTAについては、PTA独自でやはり協議をするのに物すごい時間がかかるんです。中学校、小学校、あと幼稚園のPTAの代表が集まって一つのことをするだけで物すごく時間がかかることですから、そことの協議というのはなかなか機会も限られますし、できれば一緒にやれたらいいなと思ったこともPTA側としてありましたけれども、それはそれで団体が別なので、御理解いただきたいと思います。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ちょっとお聞きしたことにお答えいただいていないなと思いながらお聞きをしていました。  過去の議事録を何件か拝見している中で、紹介議員の答弁の中にこういうところがありました。この請願が出来上がってくる背景について紹介議員が説明されているんですけれども、毎年現場の先生たちがアンケート調査を行うと。膨大な、本当に先ほどおっしゃったような時間をかけて、全ての項目について400件ぐらいだと。先生たちが忙しい中で、少しでも子どもたちの安全のためにとか、安心のためにここを改修してほしいとか、こういうところを拡充してほしいというようなことが集められているというふうに書かれてあったんですけれども、やっぱりそこには今おっしゃったようなPTAだけを限定するのではなく、子どもたちの意見とか地域の方の意見というのがどう反映しているのかというのがあまり感じ取りにくいな。今、紹介議員が御説明されたことはちょっと違うかなと。団体が違うから入っていないとか広げられないというのは、ちょっと理由としてはなかなか理解することには遠いのかなって。  なので、背景は分かるんですね。こういう請願の中に、例えば本当に子どものためとか児童生徒のためであれば、地域の団体とかPTAなどの保護者の団体も共に歩みを合わせて提出するとさらによく、広く共感とか理解が得られるのではないかなと思うので、その辺のところは引き続き努力をしていただくことも大切かなと思いますので、そこはちょっと意見として申し述べておきたいと思います。  それともう一つ、ちょっと細かいことなんですけれども、この請願項目の(2)のところの、人的配置の拡充を行ってください、ということで何種類か、4点ありますけれども、1点目の子ども支援サポーターは増員と書かれてあるんですが、ほかの3つは拡充とあるんですが、この拡充と増員の違いっていうのは何か意図があって書かれてあるのか、その辺のちょっと御説明をお願いしたいんですが。 ○北野 委員長  寺本議員。
    ◆寺本 議員  スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、スクール・サポート・スタッフと、これ、いずれも専門職に当たるものだと思ってるんですね。なので、やっぱりそれぞれの専門職が今何校に、全ての学校に常時配置されてるわけではないんです。なのでこの人たちが有効にというか、一番その専門性を発揮していただきながら行き届いたサポートができるような体制の充実という意味で配置の拡充というふうに書かれていると思います。  子ども支援サポーターは、本当に数が欲しいんです。学校ごとに来ていただいていますんで、まだまだ充足していないものですから、やっぱり数が必要だということで、ちょっと体制の問題と数の問題の違いで、その充実という意味では同じ思いです。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その違いがあるというのは、拡充と増員の違いということなんですね。そう書くのであれば、数を増やすだけでなくて拡充と書くのであれば、それぞれの専門職の専門性を磨き上げるような、やっぱり資質向上の視点も大事ではないかなと思うんですけれども、その辺の認識はどのように紹介議員さんは持っておられますか。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーというのはもう資格の話なので、資格を持っている人が専門性を発揮していただきやすい体制であったり環境であったりというので、資格を持っている人の資質の向上というのは、望むけれども、なかなかこの請願の中で誰に、教育委員会に対して要求するものかどうか。それよりも、それよりもというのも変なんですけど、それはそれぞれで磨いていただかなきゃいけないところもありますし、そういう環境はつくっていっていただきたいと思いますけれども、ここでは人的配置の拡充というふうなことを主にまず。足りなければ、カバーできなければ、やはりよい教育環境というのか、福祉とも関わってくることですので、つなげていけないかなと思います。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ちょっと分かりにくいお答えでしたけれども、あと付け加えると、この3点目の、先ほどもあった中学校の部活動外部指導員の拡充とありますが、これは御存じのとおり、文科省からも来年度から5年計画で地域移行、部活動というものはなくなっていくというか、その範疇が変わってくるということもあると思うんですけれども、それはちょっと今後、紹介議員さんとしては、請願を受けたときにはその辺のところのアドバイスなんかも必要ではないかと思いますけれども、その辺の認識は紹介議員さんはどのように思われていますか。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  すみません、ちょっと御質問の意図が理解できなかったんですけれども。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ごめんなさい。中学校の部活動は、今すぐ充足していくことは難しいにしろ、部活動から地域移行という形で様式が変わっていくんですね。なので、今すぐには急に例えば中学校の部活はなくなりますよということではないんですけれども、国の流れとしては地域の中で、これはちょっと今回の内容と離れてしまうからあまり長くここでは取り上げる必要はないと思うんですけれども、仕組みが変わっていく、移行期になっていくので、その移行期に対しての、逆に来年度予算を今きっと教育委員会では議論されていると私自身が今思っているところですけれども、そういうふうに変わっていく今過渡期であるということはちょっと認識をしていただきたいと思っていますので、そこはすみません、この今回の議論とちょっと離れますけれども、そこは今後出されるときにはそういうふうに認識をしていただければなと思っているところです。  すみません。長くなっちゃって。  ちょっと戻りますけれども、請願団体は、先ほど3つの中に、この■■■■って一番最初にある団体は教職員の先生だけじゃなくて、様々な団体の方が構成要員として入られているということですけれども、具体的にどういう団体が入られているのか、そこをちょっと教えていただければ。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  ちょっと団体かどうか私、聞いていないんですけれども、何か学校に様々な形で関わってこられた、例えば元PTAの関係者であったりとか、ずっといろんな役をしている方とかいらっしゃいますよね。なので、何か団体が幾つも固まって■■ってつくっているというイメージじゃなくて、退職された先生もいらっしゃるし、あと元PTAで活動されていたような元保護者の方とか、いろんな方だと聞いています。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  この御住所を見ると、3番目の■■■■■と同じ住所なので、そこで一緒に活動されている方たちがどんな方たちがいらっしゃるのかなというのをお聞きしたかったんで、そういう方たちがいらっしゃるということなんですね。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  住所は請願を出すときに書きますから、事務局的なあれは書いてありますけれども、いつもここに集まって活動しているかどうかというか、そうかどうかはちょっと確認していません。私が知っている方なんかでも、一応こういう教育関係の活動に関わっている実態はありますけれども、この事務所が一緒だからというのはそんなに、事務的な話というか、御理解いただきたいと思います。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ちょっと分かりにくいお話でしたけれども、何がお聞きしたかったかというと、先ほどもちょっと触れました、様々な子どもたちを真ん中に置く、最優先としていく教育条件を整備していく上で、様々な方たちの力を合わせていかないといけない部分が大きいと思っているんです。  なので、その請願団体を毎回こういう、いわゆる教職員団体等、また退職後の先生たちですか、そういう教育行政の経験者はすごく大事な経験をされているので、非常に大事だと思うんですけれども、やはり子どもたちの声、また保護者の声をどこまで酌み取っていってこの請願を出されているのかなというのが、毎年拝見するたびごとにあまり酌み取ることができないなというのが一点違和感的なところがありますので、いわゆるこの団体交渉みたいなふうに受け取られると、せっかくの子どもたちのための教育条件を整備していくための請願が生かされてこないんじゃないかなと思うので、ちょっと様々な角度でお聞きしましたけれども、今後もそういう観点を持っていただければさらに広くいい形での理解が深まっていくのではないかなと思っていますので、せっかく教育予算を確保するのであれば、そういう広い理解が得られるような請願につくり上げていただきたいなということを紹介議員の方にはお願いをしておきたいと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  今回、教育条件整備のための請願ということで、請願の項目を見させていただきますと、中学校の卒後の進路の保障だとか障がい者教育の充実とかいったように、書いてあることは賛同もできるところですし、どうしてもこれは賛成できないというようなものはないのかなというふうにも思います。  また、これは今、紹介議員からあったように、現場のお声を集めていただいて、その中で絞り込んだものを項目にしていただいたということなので、細かい文字のことだとかというのはあまりいいのかなというふうには思うんですが、この同じ項目、同じことを言っていても趣旨が違うと受け取り方も違うのかなというところもあるので、ちょっと私、今回初めてこの請願の審査する側の委員として入らせていただいたので、もう皆さんよく御存じのことかもしれないんですけれども、確認の意味も込めてちょっとお聞きをしていきたいんです。  まず、ちょっと当局側にお尋ねをしたいんですが、請願の趣旨の最初、括弧書きで「ゆとりと希望の教育の創造」というのが書いてあります。これが21世紀の最も重要な課題ですというふうに書いてあるんですが、このゆとりと希望の教育の創造というのは、文科省が掲げている教育目標だとか、国・県・市が掲げている何か教育目標の一つのものなのかどうなのかというのをちょっと教えていただけますでしょうか。 ○北野 委員長  坂本学校教育部長。 ◎坂本 学校教育部長  このゆとりと希望の教育の創造ということなんですけれども、文科省のほうからゆとり教育というふうな言葉はあるんですけれども、こういったゆとりと希望の教育の創造というのは文科省等のところには出てこない文言になっております。  以上です。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  ゆとり教育という言葉はあるということで、それは私たちもよく知っていて、ただ、ゆとり教育というのも一定ちょっと見直しましょうというような流れの中で今あるのかなというふうな認識もあるんですが、これは文科省や国・県が定めているような言葉でないとなると、この「ゆとりと希望の教育の創造」とわざわざ括弧書きでしたもののイメージというか概念というのがちょっとつかみにくいところがあるんですが、紹介議員の方としては、これを目指す教育改革というのは具体的にどういうことをイメージされているのかがちょっとつかみにくいので御説明をお願いしたいと思います。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  いわゆるゆとり教育、かつての文科省が進めたゆとり教育という、かなり定義がはっきりしている、例えば週5日になったりしてきました。だんだん時間も短くなったりしてきた、あのゆとり教育というふうな狭義の解釈ではなくて、教育、子どもたちを学び育てていく、その営みとして、やっぱりゆとりがないとなかなかできない。なので、子どもにも、あと学校にもゆとりの中で希望を持って教育をしていくという。このフレーズとしてどこかが旗を振っているというふうなイメージではなくて、この理想というんですか、一つの。そういうふうに使っている、毎年使っておられるんだと私は認識してきました。だから、このゆとり教育とはちょっと、もっと広い意味で捉えていただければ。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  いわゆる狭義のゆとり教育ではないということで、ただ、これが最も重要な課題ですというふうなことがわざわざ括弧書きでして書いていたので、それがどういうものなのかというのがちょっとはっきり分かれたらなと思ってお聞きしたんですけれども、広い意味、漠然とした雰囲気だという認識なのかなというのは分かりました。  そして、次の行の、子どもの権利条約に掲げられている子ども自らの願いを政治に生かすための制度の確立も急務です、というのがあるんですが、この子どもの思いを政治に生かす制度の確立というのがどういうものを言っているのかがちょっと僕分からないんですが、その子どもの願いを政治に生かすための制度、確立が必要だと言っているこの制度というのはどういうものを指しているんでしょうか。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  今、子どもの権利条約の条文はちょっと手元にないんですけれども、子どもは自由に意見を言うことができます。で、それは条約で保障されている権利があります。そういうことをやっぱりこの社会として子どもの声を、柔らかく言えばまちづくり、現実政治に生かしていくという。  宝塚市は一定子ども議会とかもしてきました。子ども委員会もしてきて、そういう市政へ声を上げる場というのは一定つくっているんですけれども、それはあくまでも一つの教育の一環として行われている面もあります。最近では教育の一環としてだけではなくて、二元代表制の議会制民主主義を学習するためという、かつてそういうことでやってきたんですけれども、今では子どもの声をまちづくりに反映させようとして、そういう意味からも行われてきています。教育委員会から所管が子ども未来部に変わったことも、子どもの権利条約、それと宝塚市の子ども条例の精神に沿って行われてきているんですけれども、これをやはり充実させていくというか、これがまた宝塚市だけではなくて、そういう制度がまだないところもあります。  この請願の趣旨に書いてあるところの上の2行は、うちの市に限ったことではなくて、大きく社会全体の流れというか社会情勢であったり、これから目指すべき社会の姿というところに書かれているものなので、イメージというか、先ほどお伝えしたように、様々な場面で子どもの声がまちづくり、政治に生かしていく、社会の一員として届けていくための、そういう大人社会のほうからの制度づくりを必要としているという意味です。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  ちょっとはっきりよく分からなかったんですが、今のお話を聞いている限りだと、宝塚市では一定の制度が既に確立されていて子どもの声を聴く体制は整っているけれども、そうしたことがまだまだできていないところもあるから、そういうことをまとめて社会的なこととして書いているんだというようなお話だったのかなというふうに受け取ったんですが、これはあくまでこの本市議会に出されているものですので、こういう書きぶりになると、これだけ読むと宝塚市はそういう制度がないんだな、子どものを聴く制度がないんだなとしか見れないので、ちょっと紹介議員さんとしてその書きぶりについては、今御回答いただいたようなお考えなのであればそれが分かるような書きぶりにしていただかないと、宝塚市議会に出してもらう文言としてはちょっと言葉足らずというか、不適切なのかなというふうに正直感じております。  その後も、宝塚市では、から始まる最後のところなんかでも、教育課題の克服のためには教育予算の一層の充実と制度や人的配置の拡充が必要です、ということで、これ、言っていることはよく分かるんです。ただ、宝塚市ではいじめ、不登校、学校崩壊などの解決に取り組んでいますということも書いていただいているんですけれども、確かに宝塚市、この数年、子どもさんがお亡くなりになることがあったり、転落事故があったり、体罰があったりということで、教育改革が必要だというのは、もう議会も、市当局側も、教育委員会も、共通の認識だと思うんです。  ただ、ここで、予算の一層の拡充や人的配置の拡充が必要ですということを書いていただいているんですけれども、これっていわゆる制度的というか、ハード面というか、という話だと思うんですね。じゃ、ハード面の反対、ソフト面は何かというと、やっぱり教員側の意識改革というか、そういったところはどうなんかなというのがちょっと見えなくて、この議会においても市の当局の考え、教育委員会の考え、議会の考えというのはこの公開の公の場で議論されているので、一定それぞれ皆さん意見を、考えを表明する場があると思うんですけれども、今回、請願者の中に■■■■■の方も名前を連ねておられますので、その辺がソフト面、教員の側の問題としてどういった取組をこれまでしてきたのか。特にこの1年、2年でどういうことを改善してこられたのかというところをちょっと教えていただきたいなというふうに思っています。  一応宝塚市の教育委員会としては、校長や管理職のリーダーシップを発揮していかなければならないというお話が方針として出ていて、そのためにも教員一人一人の意識改革が必要だということも挙げていたと思うんです。その辺も踏まえて、請願者側、現場におられる■■■側として、そういう校長のリーダーシップを発揮しやすい環境づくり、また支えるための環境づくりというものをどういう形で取り組んでこられたのかというのを紹介議員の知っている範囲でお答えいただければなと思います。 ○北野 委員長  寺本議員。 ◆寺本 議員  一つ一つの組織の中でのことまではちょっと存じ上げないんですけれども、今、これまでも教育長、様々なところで教員の意識改革にも取り組んでいますというふうな御答弁もありましたし、実際それが取り組まれているんだろうなと思っています。  いじめ、不登校、学級崩壊というのは、これはもう宝塚市に限らず、全国でも大きな問題になってきて、これは社会全体で取り組んでいかなきゃいけない問題だと認識しているんですけれども、宝塚市で起きた具体の問題について、そこの原因としてやっぱり学校側、あと教職員の認識にも様々な個人の資質だとか様々な原因があったことなんかは報告もされていますし、それのやっぱり改善であったり向上であったりに取り組んでいるというふうに、いろんな場面でこれまでも私たちも報告を受けてきましたので、そのとおりだと認識しています。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  教育長等からの答弁があったのでそれをというお話なんですけれども、宝塚市の今の現状の課題としては、教育委員会も考え方が大分変わってきた、学校への指導の仕方も変わってきた。ただ、なかなかそれが実際の現場で子どもに接している先生方へ浸透し切らないというところに一つ課題があるのかなというふうにも思っています。  今回、この請願者の中に実際の現場で子どもたちに接しておられる■■■■■■の方々がお名前を挙げておられるわけですから、市の方向性、今、方針としてリーダーシップを発揮していくとか、教員一人一人の意識改革をしていくというような方針が出ている中で現場から教育委員会や市側に要請を出すわけですから、自分たちもどういう形でやっているのかというのはやっぱり一定分かる形、今回この請願なんていうのは直接その現場の方のお声を聞く話ですから、逆にどういうことをしてきたんだというのをやっぱり分かる形にしていただいたほうが、先ほども言いましたけれども、この請願項目自体はそんなに反対するような項目ではないと思うんですけれども、予算の許す限りで子どもたちのためにしてほしいという思いはあるんですが、そこにはやっぱり市や教育委員会側からだけというわけじゃなくて、やっぱり実際現場におられる方がどう変わっていくのか、どう変わってきたのかというのを分かるような形で請願の趣旨をつくっていただくようなお話を紹介議員さんとしていただいたほうが、我々としても反対はしないですけれども賛同しやすいものになるんじゃないかなと思うので、今の話だとやっぱりちょっとなかなか、項目はいいけれども趣旨に賛同していいのかなというのを正直、今思ってしまうので、そこはもうちょっと少し分かりやすい請願づくりみたいなものをしていただけたらありがたいなというふうに思っておりますので、それはちょっとお伝えをしておきたいと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  請願第24号、教育条件整備のための請願についてお諮りします。  本請願について、採択することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本請願は採択されました。  以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての案件の審査は終わりました。  今後、委員会報告書を作成し、12月16日金曜日午前9時30分から常任委員協議会を開催して、委員会報告書について協議したいと思います。  また、当日は常任委員協議会に引き続き常任委員会を開催し、委員会報告書の決定を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これをもちまして文教生活常任委員会を閉会いたします。                 閉会 午前11時27分...